こんにちは、富永です。
最近、「仮想通貨ってどうですか?」というご質問を頂きます。
少し前に、アメリカのテスラ自動車が、ビットコインを15億ドル購入したとのニュースがあり、仮想通貨への関心がさらに高まった気がします。
その後、テスラがビットコインを売却すると、価格が落ち着いた気がしますが。しかし、2020年7月からの1年間でビットコインは約3.7倍になっています。
1000万円投資すると、1年で3700万円になったわけですから、夢がありますよね。
しかし、私は基本的に投資初心者の方にはおすすめできませんというスタンスです。
仮想通貨はギャンブルに近い
理由は、仮想通貨は投資というよりも、投機と言ってギャンブルに近い性質を持っているからです。
仮想通貨には発行枚数に上限があります。
例えば、有名なビットコインであれば、発行枚数が2100万枚と決まっています。
ということは、欲しい人が多ければ価格は上がり、少なくなると価格は下がるんですね。
そして高くで売った人がいるということは、高くで買った人がいます。反対に安くで売ってしまった人がいると、安くで買えた人がいます。
つまり、ビットコインでの誰かの儲けは、誰かの損であるということなんです。
世界中の儲けと、損はプラスマイナスがゼロになるのです。
一方の株式の長期投資は?
一方、長期の株式投資はどうでしょうか。
長期での株式投資は、買ってから長期で保有し、企業の成長の恩恵を、価格の値上がり益として受け取ります。
企業がいい商品やサービスを提供して、それをお客さまに買ってもらい、利益をあげて成長するわけですから誰も損していないんです。
ただし、デメリットもあります。
仮想通貨のような投機的取引の場合、下落する幅が大きい分、短期で多くの利益を得ることができます。
しかし、長期の株式投資の場合は、短期での大きな利益は見込めません。
せいぜい年間に4%〜7%といったところです。
投資の目的が重要
仮想通貨に投資を検討する場合は、今投資しようとしているお金は、どのような目的の資金かをしっかり考える必要があります。
もしも、大きく損してしまっては困る、お金であれば運用方法を再度考える必要があると思います。
もちろん、人生には楽しみも必要です。
無くなってしまっても大丈夫な余裕資金であれば、仮想通貨を買って楽しむのもいいと思います。
しかし、老後資金や子供の教育費、住宅資金など大切なお金は分散して長期で運用する必要があります。
大切なお金の運用の方法はこちらを読むだけで分かりますよ↓
コメント