こんにちは、富永です。
「コロナショック辺りで投資した人はタイミングがよかったけど、今は世界的に株高だから投資しない方がいいですよね」
このようなご質問を、よく頂く事があります。
本当に、今は投資を始めるべきではないのでしょうか。
株高の今、投資を始めても資産は増えていきます。すぐに投資を始めてもOKですよ。
なぜなのか…
S&P500の動きから考えてみる

これはS&P500と言って、アメリカの代表的な株価指数です。
アメリカの超優良な代表的な会社500社を、厳選して指数にしたものです。
2019年10月頃からの約2年間を切り取っています。
確かにコロナショック後から、株価が上がりきっているように見えますね。
では、少し遡ってみましょう。
2007年末頃からのチャートです。

リーマンショック前の2007年頃、S&P500は2000年のドットコムバブル以来最高値を更新していました。
その約1年後の2008年頃、世界はリーマンショックで100年に1度と言われる大不況に陥りました。株価は6割ほど下がったのです。
左側あたりのくぼみが、リーマンショックです。
確かにこの時、株価が元の価格に戻るのに、約4年近くかかりました。
しかし、2021年7月末現在、リーマンショック前のピーク時の2.8倍ほどになっています。
36年ほど、さかのぼるとこの様になります。

人類はこれまでもたくさんの苦難を乗り越えてきたんですね。
投資は長期であれば、基本的に右肩上がりに成長していきます。
とは言え、投資を始めてすぐに暴落したらショックですよね?
では、どうすれば良いのでしょうか?
どうしても心配な場合、積立投資を検討することも
株高で今から投資を始めて良いか迷った時は、その投資先が長期的に成長するものなのか、を考えることがタイセツです。
投資して、すぐに暴落したとします。それでも長い期間の中で見れば、そのうち価格は戻ります。
リーマンショックの時で4年ほどです。
4年もかかるの?と思われるかもしれませんが、投資でそのくらいの期間投資できない資金は、投資には向きません。
それと、「どうしても心配だ」という場合は、時間を分散して、投資する方法があります。
2〜3回に分けて投資するという考え方があります。また、積立投資にして毎月積み立てれば、タイミングを考える手間もありません。
そうすることでかなり心理的に楽になります。
まとめ
株価が高いと、投資をするか迷っている場合でも、投資を始めた方がいいです。
経済は長期的には成長していきます。後から考えると、その時の価格は安かった、と言う可能性が限りなく高いのです。
しかし、過去を見て、未来が必ずしも同じようになるとは限りません。
その場合は、積立投資などの時間分散を考えましょう。
一括と積立では、理論上は一括投資の方が有利です。
しかし、積立によって、心理的なハードルを大きく下げることが出来ますよ。
富永 裕文
佐賀県武雄市武雄町大字永島15449-6
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