夏のボーナスどう使う?将来の資産を増やす投資方法とは

お金 増やし方

こんにちは。富永です。

令和6年度税制改正に伴い、6月から「国民1人あたり4万円の定額減税」が実施されることになりました。

待ち遠しい夏のボーナスから源泉徴収される税金が減り、その分手取りが増える。
ポケットマネーがいつもより潤っている感じる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、世代別のボーナスに関するデータや、ボーナスを上手に資産運用に回していく方法をご紹介します。

【年代別】ボーナスの平均支給額

ボーナス(賞与)とは、毎月定額的に支払われる給料とは別に支払われる一時金の事です。

会社によっても異なりますが、一般的には夏と冬の2回支給されることが多いようです。

厚生労働省の調査によると、
・夏のボーナス:38.9万円
・冬のボーナス:39.3万円

が全体の平均額とされています。

また、年代別に見るボーナスの平均支給額(年間)は以下の通りです。

20~24歳41.8万円
25~29歳72.1万円
30~34歳87.6万円
35~39歳101.4万円
40~44歳111.8万円
45~49歳119.8万円
50~54歳131.0万円
55~59歳132.2万円
60~64歳83.4万円
参照:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査

【年代別】ボーナスの使い道は?どの世代も1位は「貯金」

20代の使い道ランキング

1位貯蓄35.5%
2位国内旅行19.4%
2位理美容関連19.4%
2位特に決めていない19.4%
5位衣料、履物、ファッション雑貨16.1%
5位趣味、娯楽サービス16.1%

30代の使い道ランキング

1位貯蓄42.4%
2位ローン返済14.0%
3位国内旅行12.7%
4位特に決めていない12.2%
5位生活家電11.4%

40代の使い道ランキング

1位貯蓄37.6%
2位特に決めていない15.0%
3位ローン返済13.3%
3位国内旅行13.3%
5位教育・教育関連10.7%

50代の使い道ランキング

1位貯蓄31.4%
2位ローン返済15.4%
3位特に決めていない14.4%
4位国内旅行12.7%
5位外食11.2%

60代の使い道ランキング

1位貯蓄11.5%
2位特に決めていない8.5%
3位国内旅行7.6%
4位外食7.3%
5位ローン返済4.8%
参照:消費庁「ゴールデンウィークの過ごし方及びボーナスの使途予定に関する意識調査結果

年代別のデータを見ると、20代は衣服や娯楽、30代は国内旅行、40代はローン返済など、それぞれのライフステージによってボーナスの使い道は異なるようです。

共通点としては、どの年代も「貯蓄」と「特に決めていない」という項目がランクインしていることです。

これらの点から、ボーナスが入っても「とりあえず貯蓄に回している」という方が多いことが分かります。

しかし、ボーナスをただ貯金していても、そこからお金を増やすことは容易ではありません。

そこで、ボーナスの使い道である「貯蓄」の一部を「投資」として運用していくことが将来の資産を増やす大きなポイントになってくるのです。

将来的な資産を増やすにはボーナスで資産運用

多くの人が貯蓄に力を入れようとしている一方、日本の銀行預金は超低金利であり、長い時間預金として置いていても利息で資産を増やすことは難しい状況です。

銀行の普通預金講座に預けた場合、利率は年0.02%程度が相場
例えば、100万円を預けていたとしても1年後につく利息はたったの200円なので、貯金によって資産を大きく増やすことは難しいといえます。

では、実際にボーナスのうち何割を投資に回すのが適正といえるのでしょうか?

絶対的な正解はありませんが、ボーナスの理想的な使い道を示す『4:3:2:1』の法則をご紹介しましょう。

この法則に当てはめると、
4割:貯金
3割:自由に使うお金
2割:自己投資
1割:金融資産への投資

となります。

このようにあらかじめ割合を決めて分配しておくことで使いすぎを防ぎ、ボーナスを有意義に循環させることができるでしょう。

ボーナスを活用した資産運用方法

「ボーナスを活用した資産運用」と聞くと難しく感じる方もいるかもしれません。

資産運用と一口にいってもさまざま種類や方法があり、例えば財形貯蓄、従業員持株会、NISA、iDeCo、個人向け国債などがあげられます。

このなかでも投資初心者なら、国が資産運用を促進するために用意した税制優遇制度である
・NISA
・iDeCo

の2つがおすすめです。

つみたてNISA(少額投資非課税制度)

NISA(少額投資非課税制度)とは、投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。

2024年1月には大幅に拡充されて「新NISA」とも呼ばれるようになりました。

NISAの1番のメリットは、投資利益に対して通常かかる20.315%の税金が非課税になることです。

また、いつでも自由にお金を引き出せることから、投資に対して抵抗がある方も始めやすい制度になっています。

iDeCo(個人型確定拠出年金制度)

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、将来の年金を用意するため自分で掛金を拠出して、運用・資産形成をする私的年金制度です。

月額5,000円から毎月一定の金額を積み立て、60歳を過ぎてから年金給付として受け取ることができます。

NISAよりもさらに強力な税制優遇が認められている制度ですが、原則として60歳まで引き出せないことを念頭に置いて始めなければいけません。

高い節税効果や老後資金の確保を目指しているなら候補にあげてみてください。

まとめ

ボーナスを上手に活用して将来の資産を増やすためには、1割を金融資産の運用に回すことが必要です。

まずはボーナスの使い道をきちんと分配し、いくら投資に回したらよいのか、自分に向いている投資運用は何なのか、情報を集めて作戦を立ててみましょう。

株式会社LongLife
富永 裕文
佐賀県武雄市武雄町大字永島15449-6
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E-mail: info@longlife-tominaga.com

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