こんにちは、富永です。
蝉の声が一段と大きくなり、いよいよ夏本番ですね。
子どもたちの夏休みが始まると、朝昼晩のごはんの準備や部活動の送迎など、普段以上に慌ただしい日々を過ごされているご家庭も多いのではないでしょうか。
新年度のバタバタが落ち着き、ご家族で過ごす時間が増えるこの季節。実は「お金」について親子で触れる絶好の機会でもあります。
「子どもにどうやってお金の話をしていけばいいかわからない」
「自分自身もよく分かっていないのに、何を教えればいいんだろう」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お金の話は決して難しい話である必要はないのです。
冷たい麦茶でも飲みながら、ご家族で楽しく話せる「お金の基本」について、少し耳を傾けていただければ幸いです。
なぜ今、子どもに「お金の話」が必要なのか?
最近、 駄菓子屋さんやコンビニで、子どもがスマホや交通系ICカードを「ピッ」とかざしてお買い物をしている姿を目にしたことはありませんか?
キャッシュレス決済が急速に普及した現代、お金は「目に見える紙幣や硬貨」から「目に見えない数字(データ)」へと姿を変えました。
手元からお札が消える感覚を味わうことなく買い物ができてしまう時代だからこそ、子どもたちにとって「お金を払う=自分の資産が減る」という実感が湧きにくくなっています。
近年は高校で金融教育が必修化され、学校でもお金の仕組みを学ぶ機会が増えました。 しかし、お買い物での工夫や「欲しいものと必要なものの違い」、そして「お金をどう管理して使っていくか」という生活に根ざした感覚は、日々の家庭での会話の中からしか育まれません。
しかし、完璧な知識を教えようとする必要はありません。
まずは親自身が「お金についてオープンに話せる雰囲気」をご家庭で作ってあげることが子どもたちの将来を守る一番の土台になります。
【年代別】夏休みに試したいお金のレッスン
夏休みは、お祭りや旅行、お買い物など、子どもがお金に触れるチャンスがたくさんあります。
年代に合わせて、無理なく日常に取り入れられる小さな工夫をご紹介します。
【小学生編】おこづかいで学ぶ、「欲しい」と「必要」の違い
夏祭りや旅行先で、「これ買って!」「あれも欲しい!」とおねだりされて困った経験はありませんか?
そんな時は、頭ごなしに「ダメ!」と叱るのではなく、「必要なもの」と「あると嬉しいもの・欲しいもの」を一緒に考えるチャンスにしてみましょう。
たとえば、夏祭りに行く前に「今日は1,000円の中で好きなものを買おうね」とお小遣いを渡してみます。
かき氷を食べて、ゲームをして、最後にどうしても欲しいおもちゃを見つけたけれど、もうお金が足りない……。
そんな失敗を経験することこそが最大の学びです。
「お金には限りがある」「何に優先して使うか自分で決める」という感覚を幼い頃に身につけることは、将来大人になった時の無駄遣いを防ぐ強力なブレーキになります。
【中学生編】「買い物のお手伝い」から学ぶ家計と物価
中学生になると、数学で計算が得意になったり社会科で世の中の仕組みを学び始めます。
この時期におすすめなのがスーパーでの買い出しミッションです。
例えば、「今日の夕食の材料、予算1,500円でカレーの材料(肉・野菜・ルー)を買ってきて!」とお願いしてみます。
すると、子どもたちは売り場で真剣に価格を比べ始めます。 「あっちの肉の方が安いな」「国産と外国産で値段がこんなに違うんだ」と気づくはずです。
また、最近はお菓子やジュースの値上がりがニュースでも話題になりますよね。
「前は100円で買えたお菓子が、今は130円になっているね」という日常の会話から、インフレや物価の仕組みなども自然と感じ取ってもらうことができます。
【高校生・大学生編】「キャッシュレスと予算管理」で学ぶ、未来の自分への投資
高校生や大学生になると、アルバイトを始めたり、電子マネーやデビットカードを使ったりと、一気にお金との付き合い方が大人に近づきます。
この年代のお子さんとは、「働いて稼ぐ大変さ」と「入ってきたお金をどう配分するか」という少し踏み込んだ話をしてみましょう。
稼いだお金の使い道「使う」「貯める」「増やす/学ぶ」の3つに分ける考え方です。
キャッシュレス決済の仕組みを理解することや、スマホ代や服飾費などを自分で管理する範囲を少しずつ広げること。
特に、若いうちから自己投資(本を読む、資格をとる、体験にお金を使う)の価値を知っておくことは、将来の選択肢を大きく広げることにつながります。
親の言動から学ぶお金との付き合い方
子どもはお親の言葉以上に、「親の行動や雰囲気」をよく観察しています。
そこで、家庭でお金の話をする際、意識したいポイントをご紹介します。
1. 「お金がないからダメ!」を口癖にしない
欲しいものをねだられた時、つい「うちにはお金がないから買えない!」と言ってしまいがちです。 しかし、これを繰り返すと子どもは「うちの家は貧しいのかな」「お金の話はしてはいけないんだ」と漠然とした不安を抱くようになってしまいます。
代わりに、こんな言い方に変えてみてはいかがでしょうか。 「今は〇〇ちゃんの夏休みの旅行にお金を使いたいから、このおもちゃは買わないでおくね」 「我が家では、今はこれにお金を使うのが一番大切だと考えているよ」
お金がないから諦めるのではなく、「価値観に基づいて使い道を選んでいる」という姿勢を見せることで、金銭的的な価値観を育てる手段に変わっていきます。
2. 夏休みの「家族予算」をオープンにしてみる
今年の夏休みのイベント(旅行や帰省、レジャー)にかける予算を、思い切って家族会議で共有してみるのも面白い試みです。
例えば、「今年の夏のレジャー予算は〇〇万円です。どこに行って、何を食べたいか、みんなで予算内に収まるプランを考えてみよう!」
こうして子どもを当事者として巻き込むことで、計画性や数字の感覚が養われるだけでなく、家族みんなで知恵を出し合う楽しい思い出にもなります。
3. 失敗した時こそ、責めずに「振り返り」を
お小遣いを計画的に使えず、夏休みの最初に全部使い切ってしまった……。
そんな時、「だから言ったでしょ!」と責める必要はありません。
「何に使ったか、一緒に見てみようか」 「次はどうすれば最後まで楽しく使えるかな?」
などと声をかけ、失敗した時に解決策を一緒に考えてあげることで、子どもは「失敗してもやり直せる」「お金のことは親に相談していいんだ」という安心感を持つことができます。
子どもの未来を守るために、親ができる準備
子どもたちにお金の基本を伝えるのと同時に、私たち親世代が考えておかなければならないのが「教育資金」と「自分たちの将来」のバランスです。
小学生だった子どもが、あっという間に中学生、高校生になり、やがて大学進学や一人暮らしという大きな節目の時期を迎えます。
特に40〜50代は、お子さんの教育費がピークを迎える時期と、ご自身の老後資金の準備期間が重なる人生で最もお金が動く時期でもあります。
「高校・大学の学費ってどれくらいかかるんだろう?」
「奨学金は使った方がいいのかな?」
「子どもの教育費に追われて、自分たちの老後資金が溜まるか心配……」
こうした悩みは、どの親御さんも必ず抱えるものです。
大切なのはお子さんが小さいうちから、あるいは進学を迎える数年前から「いつ、いくら必要なのか」という予測を立てておくことです。
学費の準備方法には、学資保険、新NISAを活用した資産運用、預貯金などさまざまな選択肢があります。ご家庭の収入や家族構成、お子さんの進路希望によって、最適な答えは一人ひとり異なります。
子どもに「お金は計画的に使おうね」と伝えるように、私たち大人も「ご家庭の安心の設計図」を計画的に描いておくことが、子どもたちの夢を心から応援できる土台となるのです。
まとめ
子どもと過ごす夏休みに話したい「お金の基本」。難しく考える必要は全くありません。
お買い物に行った時のちょっとした会話や、お祭りでのお小遣いの使い方、夏の旅行のプラン立て——日常の小さなきっかけの積み重ねが、数年後、数十年後の「生きる力」になっていきます。
世の中にはさまざまな情報が溢れていて不安になることもあるかもしれません。
そんな時は平均値や世間の噂に惑わされず、「ご自身のご家庭にとって何が大切か」を一番に考えてみてくださいね。
株式会社LongLife
富永 裕文
佐賀県武雄市武雄町大字永島15449-6
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E-mail: info@longlife-tominaga.com
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佐賀県武雄市の保険アドバイザー・ファイナンシャルプランナー・資産運用アドバイザー


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