相続トラブルの7割以上が5000万円以下

相続

こんにちは、富永です

少し前の話になりますが、日曜日の21:00の日曜劇場で「危険なビーナス」というドラマが放送されていたのをご存知ですか?

東野圭吾さんの小説をドラマ化したもので、吉高由里子さんと妻夫木聡さんが出演されていました。

主人公の妻夫木聡さんが名家の遺産をめぐる謎に挑んでいくという内容なのですが、とにかくその家がお金持ちで遺産争いがすごいんです笑

いつの時代?という家に住んでいるんですよ

まあ、ドラマですからそれはいいとして、

遺産争いってお金持ちの家の問題だから関係ないと思っている方は非常に多いんですが、実は全く違います。

平成28年の司法統計によると、相続でのトラブルの約76%は5000万円以下なんです。

相続税が掛からない可能性が高い家庭の方がトラブルは圧倒的に多いですね。

理由は3つあると考えています。

ご両親の介護

兄弟のうちの誰かが同居や実家の近くに住んでいて介護をしたり、買い物や病院の送り迎えをしたりしている場合です。

 例えば長男夫婦と同居していると、長男のお嫁さんの負担もかなり大きかったりします。

 遠方に住んでいる兄弟はその大変さがわからなかったりするようですね。 

同居の子供が家を相続する

長男夫婦が同居していたりすると、実家は長男が相続して住み続ける場合が多いですよね。 

その場合に他の兄弟から法定相続分の遺産を請求される場合があります。

 遺産に現金が多いといいのですが、現金が少なかったりすると代償分割と言ってご自身の預貯金から支払ったりしないといけなくなりトラブルになります。 

親自身が相続トラブルになると想定していない

お金持ちの家庭は早くから相続対策をしています。

 相続税対策も必要ですし、万一の時もトラブルがないように準備されていることが多いようです。

 反対に「相続税は掛からないから」「うちは兄弟仲がいいから大丈夫」「争うほど財産はない」と親自身が何も対策をしていないとトラブルの原因になります。

    これまでも残念ながら相続が「争族」になってしまうご家庭もみたことがあります。 

そうならないためにも早めの対策が必要です。 

もちろんご両親から子供さんにお話しされるのがいちばんですが、これからの時代は将来を見据えて子供さんからお話しすることも必要かもしれませんね。

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