先進医療特約の値下げと、その理由

保険

こんにちは、富永です。

先進医療保険って使えるんですか?との質問をいただきました。

以前、日経新聞に生命保険会社大手3社の先進医療特約の保険料が、値下げされるとの記事が掲載されていました。

先進医療の保険金は、厚生労働省が認める医療機関で受けた場合に、支払われます。

ですので、先進医療特約などに加入していて、上記の医療機関で先進医療を受けた場合は、保険金の受け取り対象になる可能性が高いでしょう。

ただ、これまで支払いの多くが白内障の治療によるものでした。

しかし昨年より、これまで白内障の先進医療として行われていた治療が、健康保険の適応となりました。

今までは、全額が自己負担だった治療が、健康保険の3割負担で受けられるようになったのです。ですから、先進医療の対象外となりました。

そのため、先進医療の保険金の支払い件数が大きく減り、保険会社も特約保険料を5割程度値下げしたのです。

今後、他の生命保険会社も、追随してくるものと思われます。

当面は、ほとんどの先進医療での保険金の受取りは、がん治療のための重粒子線や陽子線治療になってくると思われます。

では、先進医療特約が不要かというと、答えはNOだと考えています。

その理由は、本当に保険が必要のは、起きる確率は低いが、発生した時に損害が大きいものだからです。

先程の重粒子線治療などは、部位などの条件があるため、がん患者の方全てが、受けられるわけではありません。

しかし、治療費が300万円以上かかると言われています。

そんな時こそ、保険が必要ですね。

特約とはいえ保険料は、少額で加入できますので、ご加入の保険証券を見直してみることを、お勧めします。

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