こんにちは。富永です。
関東を中心とした全国各地のスーパーで、お米の品薄状態が続いています。
『令和の米騒動』とも呼ばれている今回の現象にはどんな理由があるのでしょうか。
物価の高騰、インフレ、今後も続くかもしれない経済的な変動に備える資産形成の重要性を知っておきましょう。
『令和の米騒動』の背景
「お米の値段が上がっている」
「スーパーにお米が売っていない」
など、8月に入ってから全国各地でお米不足や値段の高騰が叫ばれています。
日々メディアにも取り上げられるこの問題は、1918年に起きた米騒動と対比される形で『令和の米騒動』と命名されました。
・円安の進行
・異常気象と自然災害
・物流の混乱
・投機的な動き
などが考えられています。
円安の進行
まず最初に考えられる要因は、2024年に入って起こった円相場の急激な下落です。
農業生産額で見ると世界5位にランクインするほど農業大国として知られる日本ですが、そんな日本の農業は、肥料や農薬、機械などの多くの資材を海外からの輸入に頼っています。
1ドル150円を超える円安が進行したことで、輸入品のコストが上昇し、お米の生育に欠かせない農業用資材や肥料の価格が急騰しました。
これによりお米の生産コストは大きく上昇し、生産者はコスト削減を余技なくされ、生産量を減らすかあるいは生産を継続するために価格転嫁をせざるを得ない状況に追い込まれてしまったのです。
さらに転じて、円安による輸入コストの増加は国内の米価格にも影響を及ぼしました。
特に、米の生産が低迷している中で需要と供給のバランスが崩れ米価が急騰。
結果として消費者が支払う米の価格が急上昇してしまったのです。
異常気象と自然災害
2024年は集中豪雨や洪水、台風による被害、異常な気温変動、自然災害の頻発など、日本各地で異常気象と自然災害が起こり、お米の育成にも大きな影響を及ぼしました。
特に西日本を中心に集中豪雨による洪水が広範囲で発生しました。
こうした被害により、多くの地域で米の生産量が大幅に減少したことも、令和の米騒動の根本的な要因の一つであると考えられます。
物流の混乱
世界的な物流の混乱も影響しています。
コロナ禍からの回復が進む一方で、物流網の再編や労働力不足による物流コストの上昇が続いており、日本国内での米の輸送にも影響が出ています。
この結果、特に都市部では米の供給が滞り、価格の急騰を招きました。
投機的な動き
さらに令和の米騒動を加速させたのが私たちの投機的な動きです。
お米の供給不足と価格上昇が明らかになったことにより、一部の業者や個人が米を買い占めて短期的な売買で利益を得ようとする投機的な動きが起こりました。
このような買占めは供給不足をさらに深刻化させ、米市場の価格上昇を加速させました。
特に、小売市場での在庫が減少してしまったことで消費者が米を入手することが困難になり、需要がさらに増大してしまったことは言うまでもありません。
また、ちょうど同時期に台風や地震の頻発、8月8日に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震を受けて発表された南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、備蓄が叫ばれたことも、売り場から一気にお米がなくなってしまった原因として考えられます。
令和の米騒動による資産形成への影響は?
今回起きた「令和の米騒動」のような物価上昇や生活費の増加は、特に固定収入を頼る人々にとって大きな負担になります。
例えば、米の価格高騰や食料品全般の値上がりは家庭の生活費を増加させます。
これにより予算の圧迫、貯蓄計画の見直しにまで影響が及ぶ場合もあるかもしれません。
資産形成の重要性とアドバイス
令和の米騒動のように、今後も続くかもしれない経済的な変動に備えるため、早いうちからの資産形成は重要です。
早期に資産形成を始めることで、将来の安定と安心を確保するための基盤を築くことができます。
円安やインフレのような外的要因に対処するため、多様な資産運用、長期的な視点での資産形成を意識し、定期的な見直しや専門家への相談を行っていきましょう。
株式会社LongLife
富永 裕文
佐賀県武雄市武雄町大字永島15449-6
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E-mail: info@longlife-tominaga.com
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佐賀県武雄市の保険アドバイザー・ファイナンシャルプランナー・資産運用アドバイザー
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